1921年に石川県小松市で創業した株式会社小松製作所(以下、コマツ)は、1960年代以降の積極的なグローバル展開を経て、現在では建設機械メーカーとして世界第二位の地位を築いています。その一翼を担うのが、デュッセルドルフ市に拠点を置くコマツドイツ有限会社(以下、コマツドイツ)です。同社は市内の日系企業の中で最大の雇用主であり、世界最大級のショベルカーを製造しています。創業当初からコマツは、技術革新を通じて社会に貢献することを使命とし、高い品質と安全基準を追求してきました。今回は、コマツドイツのアンスガー・トール社長に、創業からこれまでの歩み、企業買収の意義、そして「コマツウェイ」が目指す未来についてお話を伺いました。 ―― … [もっと読む...] about コマツ(Komatsu)「鉱業の未来は電動化と自動化」
メディカロイド(Medicaroid)「将来、日本の外科医が欧州の患者を手術する日が来るかもしれません」
約10年前、川崎重工業とシスメックスが手を組み、革新的な医療ロボットの開発を目指して、株式会社メディカロイド(以下:メディカロイド)を設立しました。この合弁会社は、川崎重工業の現社長・橋本康彦氏とシスメックスの現社長・浅野薫氏の発案により、川崎重工の産業ロボティクス技術とシスメックスの医療分野で培われた知見を掛け合わせて誕生しました。その結果、日本における手術支援ロボットの分野で大きな進展を遂げています。メディカロイドは現在、その第一弾である「hinotori」の発売に向けた準備を進めています。この手術支援ロボットは、手塚治虫の漫画『火の鳥』にちなんで名付けられました。J-BIGは、Medicaroid Europe … [もっと読む...] about メディカロイド(Medicaroid)「将来、日本の外科医が欧州の患者を手術する日が来るかもしれません」